任意整理とは、裁判手続を使うことなく、弁護士や認定司法書士等の専門家に依頼して、債権者と今後の分割返済の条件（毎月の返済額や返済期間など）について和解する手続です。

まず、依頼を受けると、債権者に対して債務整理を受任した旨を通知したうえで、いままでの取引履歴を開示してもらいます。
そして、それまでの取引について、利息制限法に基づく引き直し計算をして、いくら借金が残っているのかを確定します。

次に、月々の返済額、返済期間（一般的には３年間）などを検討して、債権者に和解案を提案し、交渉に入ります。
交渉によって合意が得られれば、和解契約書を締結し、その契約内容に従い、返済を始めます。

＊ ただし、司法書士が関与する任意整理は、各債権者につき、140万円以下の借金に限ります。